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日経VI概況:上昇、二次感染リスクの高まり受けてややリスクオフムード

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+0.92pt(上昇3.28%)の28.93ptと上昇した。なお、高値は29.35pt、安値は28.20pt。韓国や中国で改めて新型コロナウイルスの感染者数が増加するに伴い、国内でも二次感染リスクに対する警戒感が高まった。この流れから、昨日、節目の20500円を突破する場面を見せるなど高値警戒感を漂わせていた日経平均株価は一時100円超下げるなど軟調な展開を強いられた。こうした背景から、日経VIは上昇して始まったが、その後、依然として残る経済活動再開への期待に基づくリスクオンムードから日経平均が下げ渋ると、この下値の堅さを受けて日経VIも上げ幅を低下させていった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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