13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり61銘柄、値下がり161銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は続落。155.94円安の20210.54円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えている。
12日の米株式市場でNYダウは続落し、457ドル安となった。引き続き各州の経済活動再開への動きが好感されて買いが先行したが、政府の新型コロナウイルス対策チームを率いる国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長が政府の示したルールに従わない早過ぎる活動再開に警鐘を鳴らし、感染第二波への警戒感が高まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も7日ぶりに反落した。また、新型コロナに関する説明が不十分な場合に中国へ制裁を科す法案を米上院議員が示したなどとも伝わり、本日の日経平均は225円安からスタートすると、朝方には一時20056.46円(310.02円安)まで下落。一方で日銀による上場投資信託(ETF)買い実施の思惑が支えとなり、その後下げ渋る展開となった。
セクターでは、保険業、倉庫・運輸関連業、鉄鋼が下落率上位。半面、ゴム製品、精密機器、医薬品などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は28%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約42円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、資生堂、KDDI、東エレク、エムスリーなどがつづいた。日経平均構成銘柄の下落率トップは三井E&Sで11.31%安、同2位は横河電機で4.93%安だった。
値上がり寄与トップはテルモとなった。同2位は塩野義となり、第一三共、ファナックなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 20210.54(-155.94)
値上がり銘柄数 61(寄与度+78.92)
値下がり銘柄数 161(寄与度-234.86)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 3694 155 +22.33
塩野義 5883 376 +13.54
第一三共 8098 373 +13.44
ファナック 17860 145 +5.22
トレンド 5540 80 +2.88
スズキ 3558 44 +1.59
コムシスHD 3010 44 +1.59
クボタ 1426 42 +1.51
浜ゴム 1476 81 +1.46
協和キリン 2637 37 +1.33
安川電 3510 35 +1.26
ニチレイ 2839 66 +1.19
オムロン 6810 30 +1.08
ホンダ 2535 12 +0.86
NEC 4620 230 +0.83
サイバー 4600 105 +0.76
東海カ 914 18 +0.65
ブリヂストン 3304 17 +0.61
GSユアサ 1655 75 +0.54
楽天 999 13 +0.47
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 52080 -1170 -42.15
ソフトバンクG 4581 -123 -26.59
資生堂 6299 -322 -11.60
KDDI 3131 -49 -10.59
東エレク 22665 -290 -10.45
エムスリー 3615 -85 -7.35
ファミマ 1810 -49 -7.06
アドバンテ 5330 -90 -6.48
京セラ 5714 -68 -4.90
アステラス薬 1801 -26.5 -4.77
トヨタ 6406 -121 -4.36
キッコーマン 4760 -120 -4.32
中外薬 12825 -105 -3.78
日東電 5370 -100 -3.60
リクルートHD 3301 -31 -3.35
TDK 9520 -90 -3.24
セコム 9047 -87 -3.13
コナミHD 3435 -80 -2.88
東京海上 4402 -150 -2.70
横河電 1428 -74 -2.67