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米国株見通し:伸び悩みか、前日大幅高の反動で調整の売りも

(16時30分現在)

S&P500先物      2,955.38(+7.38)
ナスダック100先物   9,357.62(+32.12)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は90ドル高。NY原油先物(WTI)も続伸となり、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

18日の主要3指数は大幅続伸。ダウは上げ幅が一時1000ドルを超えて強含み、前日比911ドル高の24597ドルで取引を終えた。医薬ベンチャーによるワクチン開発への思惑が市場心理を大きく改善させ、全面高の展開に。経済活動再開への期待感を背景に、これまで売り込まれた航空やレジャーなどへの買戻しが強まった。また、WTIの大幅回復でエネルギー関連に買いが入り、指数を押し上げた。

本日は伸び悩む展開とみる。ロックダウンの段階的解除による経済正常化への期待感から買いは継続の見通し。ワクチン開発やWTIの続伸も、引き続き支援要因となろう。ただ、前日大幅高の反動で、調整の売りも見込まれる。焦点はムニューシン財務長官とパウエルFRB議長による上院銀行委員会での証言内容。パウエル議長は緩和的な政策スタンスを堅持するものの、回復ペースは緩慢との見方を示すだろう。また、米中関係の行方も注視され、株買いを弱める要因となりそうだ。

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