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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、欧州市場の上昇が好感

【ブラジル】ボベスパ指数 81319.45 +0.71%
20日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比577.10ポイント高(+0.71%)の81319.45で取引を終了した。80739.6から82290.5まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を縮小させた。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル株への買いも広がった。また、原油価格の上昇も資源銘柄の物色手掛かり。一方、指数の上値は重い。国内における新型コロナウイルスの感染ペースが加速していることが警戒されている。ブラジル衛生監督局が発表したデータによると、20日の新規感染者数は1万9951人となり、1日当たりの感染者数は過去最多だという。

【ロシア】MICEX指数 2770.79 +2.18%
20日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比59.07ポイント高(+2.18%)の2770.79で取引を終了した。2700.64から2771.27まで上昇した。

売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。ブレント原油価格の上昇が好感され、ウエートの高い資源銘柄を中心に買いが広がった。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、国内の新型コロナウイルスの感染状況が改善されていないことが引き続き指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 30818.61 +2.06%
20日のインドSENSEX指数は続伸。前日比622.44ポイント高(+2.06%)の30818.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同187.45ポイント高(+2.11%)の9066.55で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、終盤に買いの動きが一段と広がった。また、ロックダウン(都市封鎖)の規制緩和に伴い、非必需品の小売り関連も再開していることも、景気の回復期待を高めた。このほか、政府が中小企業などに対する景気対策の強化などが好感された。

【中国本土】上海総合指数 2883.74 -0.51%
20日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.84ポイント安(-0.51%)の2883.74ポイントと3日ぶりに反落した。

戻り待ちの売り圧力が意識される流れ。19日の上海総合指数は大きく上昇し、約2カ月ぶりの高値水準を回復していた。新型コロナウイルス感染拡大「第2波」の警戒感もくすぶる。新型コロナの集団感染が発生した吉林省吉林市内の舒蘭市では、一部エリアに外出制限が導入された。吉林省衛生健康委員会の発表によれば、20日午前0時(現地時間)時点で、省内の新型コロナ感染者は計133人に上っている。行動規制は、一部路線バスの運休にも広がった。

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