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26日の中国本土市場概況:上海総合1.0%高で続伸、ITハイテク関連上げ目立つ

26日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比28.58ポイント(1.01%)高の2846.55ポイントと続伸した(上海A株指数は1.01%高の2983.55ポイント)。

中国の政策期待が相場を支える流れ。全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)が28日まで開催中とあって、これから明らかにされる具体的な経済政策が注目されている。中国人民銀行(中央銀行)の金融スタンスもプラス材料。人民銀は26日、公開市場操作(オペ)で7日物リバースレポを実施し、総額100億人民元(約1510億円)を市場に供給した。リバースレポの実施は3月31日以来、38営業日ぶりとなる。また人民銀の易綱総裁は26日、銀行貸し出しの新たな指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート」の改革継続などを通じ、実質貸出金利の低下を促していく方針を改めて示した。

業種別では、ITハイテク関連が高い。スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が6.9%、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.1%、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が2.9%ずつ上昇した。

レジャー関連株も急伸。政府系旅行グループ大手の中国国旅(601888/SH)が8.1%高で引けた。消費関連株、自動車株、医薬品株、不動産株、インフラ関連株、金融株など幅広く買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が4.03ポイント(1.97%)高の208.13ポイント、深センB株指数が6.56ポイント(0.76%)高の866.14ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

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