27日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり164銘柄、値下がり58銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日ぶり小幅反落。4.94円安の21266.23円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えている。
連休明けとなった26日の米株式市場でNYダウは529ドル高と大幅に反発し、終値でおよそ2カ月半ぶりの高値となった。全米で経済活動の再開が一段と拡大したほか、新型コロナウイルスワクチンの開発でも様々な企業の取り組みが発表されて投資家心理が改善した。4月の新築住宅販売件数などの経済指標が堅調だったことも好感されたが、トランプ政権が香港問題を巡り中国の高官や企業に制裁を課すことを検討しているとの報道で引けにかけて伸び悩んだ。本日の日経平均は米中対立への懸念や前日に大幅高となった反動から21円安と小安くスタート。その後出遅れ感の強い銘柄に買いが入り、21377.24円(106.07円高)まで上昇する場面もあったが、おおむね前日終値を挟みもみ合う展開だった。
セクターでは、陸運業、不動産業、空運業などが下落率上位。半面、海運業、鉄鋼、証券などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の47%、対して値上がり銘柄は49%となっている。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約33円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、エムスリー、ソフトバンクG、アドバンテス、オリンパスなどがつづいた。
値上がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約15円押し上げた。同2位はダイキンとなり、アステラス薬、オムロン、テルモ、KDDI、エーザイなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 21266.23(-4.94)
値上がり銘柄数 164(寄与度+157.57)
値下がり銘柄数 58(寄与度-162.51)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 18915 410 +14.77
ダイキン 15540 310 +11.17
アステラス薬 1782.5 61.5 +11.08
オムロン 7050 200 +7.20
テルモ 4018 30 +4.32
KDDI 3094 19 +4.11
エーザイ 7799 98 +3.53
電通G 2558 95 +3.42
塩野義 5981 90 +3.24
ブリヂストン 3464 90 +3.24
アサヒ 4105 81 +2.92
コナミHD 3750 80 +2.88
コムシスHD 2973 69 +2.49
ファミマ 1897 17 +2.45
DOWA 3505 335 +2.41
クレセゾン 1277 63 +2.27
日東電 5710 60 +2.16
豊通商 2647 59 +2.13
コマツ 2183 57 +2.05
安川電 3965 55 +1.98
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 21790 -905 -32.60
ファーストリテ 56110 -670 -24.14
エムスリー 4040 -210 -18.16
ソフトバンクG 4769 -36 -7.78
アドバンテ 5420 -100 -7.20
オリンパス 1758 -44.5 -6.41
NTTデータ 1239 -28 -5.04
第一三共 9220 -131 -4.72
スズキ 3661 -111 -4.00
武田 4104 -91 -3.28
リクルートHD 3544 -28 -3.03
京セラ 5645 -42 -3.03
住友不 2982 -73 -2.63
中外薬 14815 -70 -2.52
花王 8572 -68 -2.45
日産化学 4575 -65 -2.34
出光興産 2399 -156 -2.25
キッコーマン 5160 -60 -2.16
トヨタ 6598 -51 -1.84
ヤマハ 5000 -50 -1.80