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日経平均は3日続伸、利益確定売りこなし後場強含み

日経平均は3日続伸。連休明け26日の米国市場でNYダウは529ドル高と大幅に反発し、終値でおよそ2カ月半ぶりの高値となった。経済活動の再開拡大や新型コロナウイルスのワクチン開発への取り組みが好感された。一方、日経平均はここ2日で900円近く上昇していたため、本日はやや利益確定売り優勢で21円安と小安くスタート。前場は前日終値を挟み方向感に乏しい展開だったが、後場に入るとNYダウ先物の時間外取引での上昇につれて強含み、21475.68円(前日比204.51円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比148.06円高の21419.23円となった。終値としては2月27日以来、3カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は17億6330万株、売買代金は2兆8756億円と4月30日以来の大きさ。業種別では、証券、鉄鋼、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、空運業、陸運業、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は31%となった。

個別では、三菱UFJや三井住友といったメガバンク株が揃って3%超の上昇。出遅れ感の強い銘柄の上昇が目立った。その他ではトヨタ自などが堅調で、ファーストリテやソニーは小じっかり。中小型株ではタカラバイオが新型コロナ対応を巡る報道で賑わった。決算発表銘柄ではDOWAやいすゞが急伸。また、Jリースやenishはストップ高水準で取引を終え、マーベラスは連日で買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、ソフトバンクGや任天堂が軟調で、東エレクやレーザーテックといった半導体関連株の下げが目立った。JALは利益確定売り優勢で7日ぶり反落。決算発表銘柄では西武HDが急落し、今期配当予想を未定とした出光興産も売りがかさんだ。また、ペッパーなどが東証1部下落率上位に顔を出した。

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