27日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり175銘柄、値下がり47銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日続伸。連休明け26日の米国市場でNYダウは529ドル高と大幅に反発し、終値でおよそ2カ月半ぶりの高値となった。経済活動の再開拡大や新型コロナウイルスのワクチン開発への取り組みが好感された。一方、日経平均はここ2日で900円近く上昇していたため、本日はやや利益確定売り優勢で21円安と小安くスタート。前場は前日終値を挟み方向感に乏しい展開だったが、後場に入るとNYダウ先物の時間外取引での上昇につれて強含み、21475.68円（前日比204.51円高）まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比148.06円高の21419.23円となった。終値としては2月27日以来、3カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は17億6330万株、売買代金は2兆8756億円と4月30日以来の大きさ。業種別では、証券、鉄鋼、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、空運業、陸運業、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の66％、対して値下がり銘柄は31％となった。
値上がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約19円押し上げた。同2位はアステラス薬となり、ダイキン、テルモ、ファミマ、オムロンなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは前日に決算を発表したDOWAで10.57％高となった。
一方、値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、エムスリー、アドバンテス、NTTデータ、オリンパスなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは出光興産で、今期の配当計画「未定」などをマイナス視する動きが優勢となり4.66％安となった。
*15:00現在
日経平均株価 21419.23(+148.06)
値上がり銘柄数 175(寄与度+267.00)
値下がり銘柄数 47(寄与度-118.94)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 19025 520 +18.73
アステラス薬 1818 97 +17.47
ダイキン 15650 420 +15.13
テルモ 4072 84 +12.10
ファミマ 1940 60 +8.65
オムロン 7090 240 +8.65
ファーストリテ 57000 220 +7.93
エーザイ 7915 214 +7.71
塩野義 6045 154 +5.55
ブリヂストン 3525 151 +5.44
日東電 5790 140 +5.04
ホンダ 2811.5 68 +4.90
KDDI 3095 20 +4.32
アサヒ 4143 119 +4.29
電通G 2571 108 +3.89
コムシスHD 3005 101 +3.64
富士フイルム 4932 97 +3.49
中外薬 14980 95 +3.42
トヨタ 6740 91 +3.28
豊通商 2678 90 +3.24
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 21890 -805 -29.00
ソフトバンクG 4734 -71 -15.35
エムスリー 4090 -160 -13.83
アドバンテ 5370 -150 -10.81
NTTデータ 1230 -37 -6.66
オリンパス 1760 -42.5 -6.12
第一三共 9207 -144 -5.19
住友不 2992 -63 -2.27
武田 4138 -57 -2.05
キッコーマン 5170 -50 -1.80
出光興産 2436 -119 -1.71
大和ハウス 2655 -47 -1.69
JR東海 18550 -445 -1.60
日産化学 4600 -40 -1.44
スズキ 3735 -37 -1.33
京成 3540 -70 -1.26
菱地所 1717 -33 -1.19
バンナムHD 5960 -33 -1.19
小田急 2563 -66 -1.19
スクリン 5090 -160 -1.15