28日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円81銭まで上昇後、107円57銭まで下落して引けた。
経済活動の再開を好感したリスク選好の円売りが強まったが、米国の先週分新規失業保険申請件数が依然200万件を超え過去10週で4000万件に達したことや米1-3月期GDP改定値が予想外に下方修正されたことが嫌気されドル売りが上値を抑制した。
ユーロ・ドルは1.0992ドルから1.1090ドルまで上昇して引けた。欧州連合(EU)の財政支援策を好感したユーロ買いが継続した。
ユーロ・円は118円60銭から119円40銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.2260ドルから1.2343ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.9705フランから0.9631フランまで下落した。
[経済指標]
・米・先週分新規失業保険申請件数:212.3万件(予想:210.0万件、前回:244.6万件←243.8万件)
・米・失業保険継続受給者数:2105.2万人(予想:2568万人、前回:2491.2万人←2507.3万人)
・米・4月耐久財受注速報値:前月比‐17.2%(予想:-19.0%、3月:−16.6%←-14.7%)
・米・4月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比−7.4%(予想:-15.0%、3月:−1.7%←-0.4%)
・米・4月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比−5.4%(予想:-
12.2%、3月:−1.2%←-0.2%)
・米・1-3月期GDP改定値:前期比年率‐5.0%(予想:-4.8%、速報値:-4.8%)
・米・1-3月期個人消費改定値:前期比年率−6.8%(予想:-7.5%、速報値:-7.6
%)
・米・4月中古住宅販売成約指数:前月比‐21.8%(予想:-17.3%、3月:-20.8%)