3日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり177銘柄、値下がり46銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は3日続伸。2日の米国市場でNYダウは続伸し、267ドル高となった。新型コロナウイルスの流行が鎮静化しつつあること、経済活動の再開やワクチン・治療薬の開発が進んでいることで先行きへの期待が相場を押し上げた。リスク選好的な動きから円相場は一時1ドル=108円台後半まで下落し、本日の日経平均はこうした流れを好感して323円高からスタート。朝方には22818.87円(前日比493.26円高)まで上昇する場面があったが、買い戻しが一巡すると利益確定の売りも出て上値の重い展開だった。
大引けの日経平均は前日比288.15円高の22613.76円となった。東証1部の売買高は15億5248万株、売買代金は2兆7736億円だった。業種別では、輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、食料品、パルプ・紙が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は41%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約64円押し上げた。同2位は中外製薬となり、バンナムHD、ファミマ、東エレク、ファナックなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはマツダで9.06%高となり、同2位は日産自で7.48%高となった。円安進行や世界的な自動車販売の回復期待が追い風となり、一部証券会社による各社目標株価の引き上げも観測された。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はアステラス薬となり、テルモ、アサヒ、キリンなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 22613.76(+288.15)
値上がり銘柄数 177(寄与度+326.28)
値下がり銘柄数 46(寄与度-38.13)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 63540 1790 +64.48
中外薬 16130 380 +13.69
バンナムHD 6431 286 +10.30
ファミマ 2062 64 +9.22
東エレク 22905 230 +8.29
ファナック 19655 225 +8.11
アドバンテ 5780 110 +7.93
オリンパス 1985 49 +7.06
ダイキン 16470 190 +6.84
ヤマハ 5510 190 +6.84
スズキ 3991 181 +6.52
リクルートHD 3842 56 +6.05
SUBARU 2571.5 146.5 +5.28
エーザイ 8709 146 +5.26
ホンダ 2897.5 73 +5.26
トヨタ 6915 141 +5.08
TDK 10600 140 +5.04
エプソン 1312 67 +4.83
電通G 3130 130 +4.68
日産化学 5010 130 +4.68
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5121 -64 -13.83
アステラス薬 1899 -33.5 -6.03
テルモ 4281 -18 -2.59
アサヒ 4265 -52 -1.87
キリンHD 2301.5 -26.5 -0.95
武田 4133 -26 -0.94
富士通 11660 -245 -0.88
味の素 1806 -23.5 -0.85
協和キリン 2951 -23 -0.83
SOMPOHD 3740 -91 -0.82
明治HD 8090 -110 -0.79
サイバー 5310 -100 -0.72
花王 8981 -19 -0.68
富士フイルム 5012 -18 -0.65
JT 2151.5 -17 -0.61
ニチレイ 2994 -26 -0.47
エムスリー 4470 -5 -0.43
ヤマトHD 2320 -12 -0.43
日清粉G 1710 -11 -0.40
NEC 4745 -90 -0.32