4日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり89銘柄、値下がり124銘柄、変わらず12銘柄となった。
日経平均は4日続伸。17.25円高の22631.01円(出来高概算7億6969万株)で前場の取引を終えている。
前日3日の米株式市場は続伸。ダウ平均は527.24ドル高の26269.89ドル、ナスダックは74.54ポイント高の9682.91ポイントで取引を終了した。米国の5月ADP雇用統計やISM非製造業指数も予想を上回ったことなどから、景気のV字型回復への期待が膨らんだ。米国政府が第4弾の経済支援策を検討中との報道も好感された。
前場の日経平均は堅調な米国市場の流れを引き継ぎ、買い先行で始まった。株式市場の取引開始前に、為替市場で円安基調が進展して一時1ドル=109円台に乗せたことも株価支援材料となった。日経平均は取引開始直後に294円高まで上昇した。ただ、昨日までの8営業日で2225円上昇しており、高値警戒感から伸び悩む展開となり、前引け前に一時マイナスに転じる場面もあった。朝方に一時1ドル=109円台まで下げた円相場がその後、一時108円70銭台まで下げ渋ったことも上値抑制要因となった。朝方は堅調だった米ダウ平均先物が安くなったことも重しとなったもよう。
セクターでは、保険、銀行、精密機器、食料品、情報・通信業などが上昇率上位。一方、鉱業、海運業、不動産業、医薬品、鉄鋼などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は61%となっている。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約12円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、KDDI、エムスリー、日産化学、アドバンテスなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは前期収益上方修正を発表したスカパーJで4.18%高となった。
一方、値下がり寄与トップはアステラス薬となり1銘柄で日経平均を約10円押し下げた。同2位は第一三共となり、テルモ、電通グループ、武田薬などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 22631.01(+17.25)
値上がり銘柄数 89(寄与度+97.48)
値下がり銘柄数 124(寄与度-80.23)
変わらず銘柄数 12
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 23240 335 +12.07
ソフトバンクG 5170 49 +10.59
KDDI 3200 35 +7.56
エムスリー 4530 60 +5.19
アドバンテ 5850 70 +5.04
日産化学 5150 140 +5.04
ファーストリテ 63660 120 +4.32
太陽誘電 3250 100 +3.60
オリンパス 2008.5 23.5 +3.39
トヨタ 7002 87 +3.13
ソニー 7226 75 +2.70
日東電 6130 70 +2.52
大和ハウス 2788.5 68.5 +2.47
中外薬 16195 65 +2.34
エプソン 1341 29 +2.09
ヤマトHD 2375 55 +1.98
東京海上 4817 100 +1.80
セコム 9587 49 +1.77
キリンHD 2347.5 46 +1.66
NTTデータ 1289 9 +1.62
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アステラス薬 1841.5 -57.5 -10.36
テルモ 4245 -36 -5.19
第一三共 9030 -144 -5.19
電通G 3015 -115 -4.14
武田 4031 -102 -3.67
エーザイ 8618 -91 -3.28
ファナック 19595 -60 -2.16
コムシスHD 2908 -57 -2.05
京セラ 6054 -26 -1.87
アサヒ 4214 -51 -1.84
SUBARU 2525.5 -46 -1.66
豊通商 2874 -43 -1.55
安川電 3925 -40 -1.44
住友不 3132 -36 -1.30
キヤノン 2275.5 -24 -1.30
三井不 2183.5 -35.5 -1.28
デンソー 4268 -34 -1.22
TDK 10570 -30 -1.08
トレンド 6150 -30 -1.08
リクルートHD 3833 -9 -0.97