4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり103銘柄、値下がり112銘柄、変わらず10銘柄となった。
日経平均は4日続伸した。前日の米株式市場では、中国の好調な経済指標や米国の5月経済指標が予想を上回ったとからV字型回復への期待が高まり、また、米国政府が第4弾の経済支援策を検討中との報道も好感され、NYダウなどは引けにかけて上げ幅を拡大した。本日の東京市場ではこの流れを引き継ぎ、日経平均は上昇してスタートした。為替が一時1ドル109円台に乗せるなど円安進展も相場をけん引した。ただ、節目の2万3000円を目前とした水準では、高値警戒感から利益確定売りが出やすく、上げ幅を縮小して前場を終えた後、後場にはマイナスに転じる場面もみられた。しかし、22500円付近まで下げてからは昨日と同様、下値を拾う動きもみられ、その後はじり高基調となった。
大引けの日経平均は前日比81.98円高の22695.74円となった。東証1部の売買高は15億1632万株、売買代金は2兆6913億円だった。セクター別では売り買いが拮抗し、東証33業種中19業種がプラス、上昇率上位にはパルプ・紙、食料品、精密機器、保険業などが並んだ。一方、鉱業、空運業、石油・石炭製品、鉄鋼、海運業などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の47.5%、対して値下がり銘柄は47.3%であった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約12円押し上げた。同2位はKDDIとなり、東エレク、ファーストリテ、エムスリー、日産化学などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは前期収益上方修正を発表したスカパーJASTで4.87%高となった。
一方、値下がり寄与トップはアステラス薬となり1銘柄で日経平均を約7円押し下げた。同2位は、武田薬となり、電通グループ、エーザイ、富士フイルムなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 22695.74(+81.98)
値上がり銘柄数 103(寄与度+133.94)
値下がり銘柄数 112(寄与度-51.96)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5175 54 +11.67
KDDI 3214 49 +10.59
東エレク 23185 280 +10.09
ファーストリテ 63800 260 +9.37
エムスリー 4545 75 +6.48
日産化学 5150 140 +5.04
太陽誘電 3285 135 +4.86
ダイキン 16600 130 +4.68
中外薬 16260 130 +4.68
ソニー 7267 116 +4.18
花王 9080 99 +3.57
オリンパス 2009 24 +3.46
リクルートHD 3874 32 +3.46
アドバンテ 5820 40 +2.88
セコム 9614 76 +2.74
大和ハウス 2789 69 +2.49
東京海上 4851 134 +2.41
オムロン 7460 60 +2.16
丸井G 2140 60 +2.16
トヨタ 6974 59 +2.13
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アステラス薬 1859 -40 -7.20
武田 4036 -97 -3.49
電通G 3035 -95 -3.42
エーザイ 8633 -76 -2.74
富士フイルム 4950 -62 -2.23
信越化 12630 -60 -2.16
SUBARU 2521 -50.5 -1.82
アルプスアル 1347 -36 -1.30
豊通商 2883 -34 -1.22
キヤノン 2277 -22.5 -1.22
バンナムHD 6400 -31 -1.12
京セラ 6065 -15 -1.08
ファナック 19630 -25 -0.90
スズキ 3968 -23 -0.83
トレンド 6160 -20 -0.72
住友不 3148 -20 -0.72
ヤマハ 5490 -20 -0.72
大日住薬 1579 -19 -0.68
住友鉱 3021 -36 -0.65
三菱商 2495 -18 -0.65