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日経平均は5日続伸、後場買い戻しでプラスへ

日経平均は5日続伸。4日の米国市場ではNYダウが11ドル高と小幅に4日続伸する一方、ナスダック総合指数は5日ぶりに反落するなど高安まちまちだった。航空株を中心に経済活動再開を好感した買いが入ったものの、失業保険継続受給者数が予想外に増加したことを受けて利益確定の売りも出た。本日の日経平均もやや売り優勢で82円安からスタートすると、前場は小安い水準でのもみ合いが続いた。ただ、後場に入ると下値の堅さやNYダウ先物の時間外取引での上昇により買い戻しが広がり、プラスに切り返した。

大引けの日経平均は前日比167.99円高の22863.73円となった。5日続伸は昨年10月以来となる。東証1部の売買高は13億9217万株、売買代金は2兆4542億円だった。業種別では、空運業、鉄鋼、海運業が上昇率上位だった。一方、精密機器、パルプ・紙、食料品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の53%、対して値下がり銘柄は43%となった。

個別では、米国市場の流れを引き継いでJALやANAが大幅高。国内線復便の動きや出入国緩和に向けた進展が好感されたようだ。米金利上昇に伴い三菱UFJ、三井住友といったメガバンク株も堅調。アルプスアルは今期業績予想の公表を受けて急伸した。その他ではソフトバンクG、任天堂、トヨタ自などがしっかり。ファーストリテやソニーは小幅高となった。また、藤久などはストップ高を付け、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、キーエンス、リクルートHD、資生堂といった高バリュエーションのグロース(成長)株の一角が軟調。ピジョンは今期業績予想の下方修正を受けて売りが出た。また、GMOクラなどが東証1部下落率上位に顔を出した。

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