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ナノキャリア—ミセル化ナノ粒子技術を用いた新型コロナウイルスワクチン開発

ナノキャリアは8日、同社技術発明者の片岡一則氏(東京大学名誉教授、ナノ医療イノベーションセンター長)らが、ミセル化ナノ粒子技術を用いた新型コロナウイルスワクチンの研究を開始したと発表。今後、臨床応用段階になる場面においては、デリバリー技術のライセンスおよび出資先であるmRNA医薬品の開発を主力として設立されたアキュルナを通じて、同社の抗がん剤開発で培ったミセル化ナノ粒子のGMP対応等を含めた臨床開発の経験を活かしバックアップしていく。

なお、本研究は、ナノ医療イノベーションセンターと東京医学総合研究所が、互いの研究成果を基に、ミセル化ナノ粒子による核酸デリバリー技術を用いた新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの共同開発を2020年4月より開始したことを、片岡氏らにより、6月4日に記者発表されている。

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