10日午前の東京市場でドル・円は107円80銭近辺で推移。リスク回避的なドル売り・円買いは一巡したようだ。仲値時点のドル需要はやや多いとみられている。日本時間11日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が公表されるため、現時点でリスク選好的なドル買いは抑制されているが、金融政策の現状維持が決まった場合、ドル買いが強まる可能性があるとみられている。なお、今回の会合では金融緩和の新たな手段について議論される可能性がある。こここまでの取引レンジは、ドル・円は107円71銭から107円86銭、ユーロ・ドルは1.1332ドルから1.1343ドル。ユーロ・円は122円12銭から122円31銭。
■今後のポイント
・米国経済の段階的な再開
・欧州などが大規模財政出動
・米中対立への懸念
・NY原油先物(時間外取引):高値38.57ドル 安値38.00ドル 直近値38.10ドル