10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり69銘柄、値下がり147銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は小幅反発。24.19円高の23115.22円(出来高概算5億8000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米株式市場でNYダウは7日ぶりに反落し、300ドル安となった。10日に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が注目されており、直近で株価が大きく上昇したこともあって持ち高調整の売りが出たようだ。人種問題を巡るデモなどにより、一部の州で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることも懸念材料となった。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新し、取引時間中には初の10000台に乗せる場面があった。本日の日経平均はNYダウが下落した流れを引き継いで152円安からスタートしたものの、その後下げ幅を縮小し、NYダウ先物の時間外取引での上昇も支援材料となってプラス圏に浮上した。
セクターでは、サービス業、化学、医薬品などが上昇率上位。半面、鉱業、鉄鋼、不動産業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の44%、対して値下がり銘柄は51%となっている。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約18円押し上げた。同2位はエムスリーとなり、中外製薬、アドバンテス、信越化学などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はKDDIとなり、ダイキン、ファーストリテなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23115.22(+24.19)
値上がり銘柄数 69(寄与度+139.37)
値下がり銘柄数 147(寄与度-115.18)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 24035 500 +18.01
エムスリー 4515 185 +15.99
中外薬 15760 375 +13.51
アドバンテ 6070 160 +11.53
信越化 12745 255 +9.19
セコム 9666 218 +7.85
アステラス薬 1842.5 36.5 +6.57
日産化学 5450 180 +6.48
リクルートHD 4031 51 +5.51
テルモ 4171 28 +4.03
オムロン 7510 110 +3.96
塩野義 6601 100 +3.60
ヤマトHD 2461 81 +2.92
宝HD 1043 75 +2.70
ソニー 7463 61 +2.20
エーザイ 8891 60 +2.16
トレンド 6240 60 +2.16
大塚HD 4965 56 +2.02
日東電 6190 50 +1.80
NTTデータ 1324 10 +1.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 20485 -395 -14.23
KDDI 3205 -36 -7.78
ダイキン 16750 -200 -7.20
ファーストリテ 65710 -180 -6.48
第一三共 9022 -168 -6.05
京セラ 6142 -64 -4.61
ファミマ 2079 -32 -4.61
オリンパス 1910 -29.5 -4.25
スズキ 4139 -73 -2.63
資生堂 7202 -67 -2.41
ブリヂストン 3697 -62 -2.23
電通G 3040 -60 -2.16
三井不 2295 -51 -1.84
大林組 1070 -48 -1.73
キリンHD 2325.5 -47.5 -1.71
エプソン 1417 -23 -1.66
大和ハウス 2935.5 -40.5 -1.46
丸井G 2104 -39 -1.40
菱地所 1804 -38.5 -1.39
東京海上 5072 -76 -1.37