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東京金見通し:底堅い、低金利長期化見通しも金需要拡大要因に

TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:5951円(前日日中取引終値↓1円)

・想定レンジ:上限5980円-下限5940円

17日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は底堅く推移しそうだ。前日16日の米国株式相場は3日続伸。5月小売売上高が過去最大の伸びを記録したことや、トランプ政権が1兆ドル規模のインフラ支出を検討しているとの報道などが好感された。東京株式市場は、昨日の日経平均が大幅高となった反動で、利益確定売りが増えそうだが、米国株高もあり、底堅く推移するとみられる。ただ、米テキサス州やフロリダ州で感染者数や入院患者数の増加が伝えられたこともあり、新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感はくすぶり続けており、安全資産とされる金の需要は継続するとみられる。ナイトセッションは1円安で取引を終えたが、今日の金先物は底堅く推移しそうだ。パウエルFRB議長の昨日の議会証言などで、低金利の長期化見通しが改めて意識され、金利が付かない資産である金の需要拡大につながるとの見方もある。

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