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日経平均は小幅反落、薄商いで方向感乏しく

日経平均は小幅反落。19日の米国市場でNYダウは3日続落し、208ドル安となった。フロリダ州やカリフォルニア州などの新型コロナウイルス感染者数が連日で急増したと伝わり、下落に転じた。国内でも東京都の新規感染者数が連日30人を超えており、週明けの日経平均は感染再拡大への懸念から125円安でスタート。寄り付き後は経済活動再開の進展や財政・金融政策による下支えが意識されて底堅く推移し、NYダウ先物の時間外取引での上昇とともにプラスへ転じる場面があったものの、上値も重く伸び悩んだ。

大引けの日経平均は前週末比41.52円安の22437.27円となった。東証1部の売買高は9億3621万株、売買代金は1兆6539億円と4月13日以来の低水準だった。業種別では、陸運業、空運業、その他製品が下落率上位だった。一方、医薬品、繊維製品、情報・通信業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は42%となった。

個別では、任天堂、ファーストリテ、ソニー、トヨタ自、三菱UFJなどが小安い。JR東海が3%の下落となったほか、JR東やJALといった陸運・空運株もやや軟調ぶりが目立った。上期業績を下方修正したH.I.S.は売り優勢で、日電波やFBは決算を受けて大きく下落。また、オリンピックGなどが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクGや東エレクがしっかり。新型コロナ検査キット開発に係るライセンス契約締結が報じられた塩野義、一部証券会社の目標株価引き上げが観測された中外薬など医薬品株の一角で堅調ぶりが目立った。ZHDは連日の年初来高値更新で5%超の上昇。また、ワイエイシイやクミアイ化が東証1部上昇率上位に顔を出した。

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