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NY株式:米国株は大幅反落、ウイルス感染拡大が回復遅らせるとの懸念広がる

米国株式相場は大幅反落。ダウ平均は730.05ドル安の25015.55ドル、ナスダックは259.78ポイント安の9757.22ポイントで取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が25日引け後に発表したストレステストの結果を受けて大手銀に少なくとも9月まで増配や自社株買い再開を禁止したことが嫌気されたほか、ウイルス感染の一段の拡大が懸念され大きく下落して寄り付いた。その後、テキサス州がバーの営業を再び停止し、レストランの入店制限を発表したほか、フロリダ州もバーでのアルコール摂取量を制限すると発表すると、経済活動再開が滞り回復を遅らせるとの懸念が広がり引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、銀行やメディア娯楽が大きく下落した。

スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は第4四半期決算で予想外の赤字を計上し急落。増配や自社株買いの禁止を受け、金融大手のゴールドマンサックス(GS)、モルガンスタンレー(MS)などが軒並み下落した。また、フェイスブック(FB)やツィッター(TWTR)は消費財大手ユニリーバが両社への広告掲載を年内取りやめると発表したことが嫌気され下落した。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は全直営店舗の閉鎖を発表し下落。一方小売りのギャップ(GPS)は著名ミュージシャンとの提携が好感され急伸した。

食品スーパーのアルバートソン(ACI)は26日、NY証券取引所に上場を果たしたが、IPO価格16ドルを割り込んで取引を終え冴えない結果となった。

(Horiko Capital Management LLC)

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