29日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり19銘柄、値下がり203銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反落。297.39円安の22214.69円(出来高概算5億7481万株)で前場の取引を終えた。26日の米国市場はFRBが発表したストレステストの結果を受けて大手銀に9月まで増配や自社株買い再開を禁止したことが嫌気されたほか、ウイルス感染の一段の拡大が懸念され大きく下落して寄り付いた。その後、一部の州で飲食業の規制を強化したことで、経済回復が遅れるとの懸念が広がり引けにかけて下げ幅を拡大した。こうした軟調な海外市場の流れを受けて日経平均は反落でのスタートとなった。加えてコロナ第2波への警戒感や寄り付き前に発表された5月の小売売上高が市場予想を下回ったことが嫌気され、寄り付き後は下げ幅を拡大し一時400円超安となる場面も。ただ、半導体関連株の一角に買いが入り、日経平均は下げ幅を若干縮小して午前の取引を終了した。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はテルモとなり、2銘柄で日経平均を約52円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはスカパーJで8.02%安、同2位は三井E&Sで5.41%安だった。
一方、値上がり寄与トップは中外薬、同2位はアドバンテとなり、2銘柄で日経平均を約17円押し上げた。主力どころは全般軟調ではあるものの、アドバンテなど半導体関連の一角は買われる展開。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは住阪セメで1.98%高、同2位は中外薬で1.96%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 22214.69(-297.39)
値上がり銘柄数 19(寄与度+26.69)
値下がり銘柄数 203(寄与度-324.08)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 5936 114.333 +12.36
アドバンテ 6190 60 +4.32
コムシスHD 3205 55 +1.98
太陽誘電 3465 55 +1.98
日立建 2975 36 +1.30
東エレク 26420 35 +1.26
明治HD 8540 160 +1.15
コマツ 2178 28 +1.01
安川電 3715 10 +0.36
ヤマトHD 2341 9 +0.32
住阪セメ 3860 75 +0.27
NEC 5310 30 +0.11
大成建 3910 10 +0.07
大和証G 457.9 1.7 +0.06
東洋紡 1492 13 +0.05
マルハニチロ 2185 6 +0.02
SUMCO 1620 6 +0.02
鹿島 1254 1 +0.02
味の素 1815.5 0.5 +0.02
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 61120 -980 -35.30
テルモ 4090 -116 -16.71
ソフトバンクG 5464 -69 -14.91
KDDI 3185 -40 -8.65
ファミマ 1824 -60 -8.65
大塚HD 4658 -230 -8.29
京セラ 5883 -106 -7.64
資生堂 6810 -199 -7.17
キッコーマン 5130 -170 -6.12
キヤノン 2151.5 -112.5 -6.08
塩野義 6725 -167 -6.02
信越化 12335 -145 -5.22
花王 8500 -138 -4.97
リクルートHD 3696 -44 -4.76
ダイキン 17045 -130 -4.68
エーザイ 8619 -128 -4.61
セコム 9232 -126 -4.54
アステラス薬 1826 -25 -4.50
ソニー 7400 -119 -4.29
電通G 2474 -118 -4.25