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日経平均は反発、米株高引き継ぎ買い先行

日経平均は反発。29日の米国市場でNYダウは大幅反発し、580ドル高となった。航空機のボーイングが相場をけん引したほか、各種経済指標が良好な内容だったことも安心感につながった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで340円高からスタートすると、前場には中国の6月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことで一時22448.30円(前日比453.26円高)まで上昇。ただ、引き続き国内外で経済指標の発表が多く予定されていることから様子見ムードもあり、引けにかけてやや上げ幅を縮めた。

大引けの日経平均は前日比293.10円高の22288.14円となった。東証1部の売買高は12億4084万株、売買代金は2兆2425億円だった。業種別では、鉄鋼、空運業、不動産業が上昇率上位だった。一方、証券、医薬品、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は46%となった。

個別では、ソフトバンクG、ファーストリテ、東エレク、ソニー、キーエンスなどが堅調。東エレクなどの半導体関連株は米マイクロン・テクノロジーの好決算が買い材料視された。5月のシリコンウエハー輸出額が堅調で、SUMCOは4%近い上昇。トヨタ自は伸び悩み、小幅高にとどまった。また、上期業績を上方修正したアース製薬などが急伸し、前期業績の上振れが好感されたイージェイHDは東証1部上昇率トップとなった。一方、任天堂や三菱UFJは小安い。一部証券会社の投資判断引き下げが観測されたレーザーテックや、過熱感が広がったGMOクラは急反落。第1四半期が営業赤字となったしまむらを中心に、6月の既存店増収率が鈍化したクスリのアオキなど小売株の下げも目立った。また、丸文が東証1部下落率トップとなった。

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