2日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり182銘柄、値下がり42銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は反発。144.50円高の22266.23円(出来高概算6億1599万株)で前場の取引を終えている。
前日1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は77.91ドル安の25734.97ドル、ナスダックは95.86ポイント高の10154.63ポイントで取引を終了した。ウイルスワクチンの開発期待や6月ISM製造業景況指数が予想外に活動の拡大を示す50を回復したことで投資家心理が改善、上昇して寄り付いた。しかし、新型コロナ感染拡大への警戒感が強く、ダウ平均の上値を抑えた。
今日の日経平均はやや買いが先行した。昨日の日経平均が166円下げており、押し目買いが入りやすかった。また、昨日の米国市場でナスダックが3日続伸し、6営業日ぶりに過去最高値を更新したことも追い風となった。ただ、日本でも新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感が強く、また、外為市場で一時1ドル=107円30銭台と昨日の円の安値から80銭ほど円高・ドル安に振れたこともあり、日経平均は寄り後、方向感を欠く動きとなり、一時50円近く下げる場面もあった。
セクターでは、空運業、海運業、輸送用機器、保険業、陸運業などが上昇率上位。一方、精密機器、化学、パルプ・紙、水産・農林業の4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は46%となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を27円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、リクルートHD、テルモ、アステラス薬などがつづいた。また日経平均構成銘柄の上昇率トップは川崎汽船で上昇率5.0%となっている。
一方、値下がり寄与トップは中外製薬となり1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位はエムスリーとなり、オリンパス、アドバンテス、TDK、太陽誘電などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 22266.23(+144.50)
値上がり銘柄数 182(寄与度+202.00)
値下がり銘柄数 42(寄与度-57.50)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5677 126 +27.23
ファーストリテ 61880 370 +13.33
リクルートHD 3701 111 +12.00
テルモ 4091 65 +9.37
アステラス薬 1777.5 38.5 +6.93
トヨタ 6808 152 +5.48
ホンダ 2775 75.5 +5.44
東エレク 27880 145 +5.22
ソニー 7557 125 +4.50
スズキ 3615 123 +4.43
京セラ 5835 55 +3.96
デンソー 4237 101 +3.64
ダイキン 17625 100 +3.60
ファナック 19180 95 +3.42
ヤマトHD 2444 89 +3.21
大和ハウス 2572 76 +2.74
武田 3836 71 +2.56
キッコーマン 5090 70 +2.52
積水ハウス 2065 67 +2.41
安川電 3755 65 +2.34
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 5594 -136 -14.70
エムスリー 4405 -110 -9.51
オリンパス 2000 -41.5 -5.98
アドバンテ 6180 -60 -4.32
TDK 10430 -100 -3.60
太陽誘電 3250 -80 -2.88
信越化 12295 -75 -2.70
日産化学 5430 -60 -2.16
ファミマ 1801 -12 -1.73
協和キリン 2721 -43 -1.55
日東電 5980 -40 -1.44
エーザイ 8518 -30 -1.08
TOTO 4040 -50 -0.90
第一三共 8545 -18 -0.65
ニチレイ 3100 -35 -0.63
コムシスHD 3135 -15 -0.54
塩野義 6521 -14 -0.50
富士通 12335 -115 -0.41
オムロン 7070 -10 -0.36
スクリン 4960 -40 -0.29