2日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり133銘柄、値下がり89銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は小反発した。前日の米株式市場では、6月のISM製造業景況指数が好不況の節目となる50ptを上回ったポジティブサプライズがありながらも、新型コロナウイルス感染者数の再拡大が止まらず、アップルの米国内店舗の再閉鎖などネガティブ材料も混在し、主要3指数は高安まちまち。これを受けた日経平均株価は小反発スタートを切ったが、前場からもみ合い展開となった。前引けにかけて、中国政府の景気刺激策への期待感などからアジア市場が強含むと、これに連動する形で日経平均も上げ幅を拡大した。
ただ、午後に入ってからは、東京都内の新型コロナウイルスの新規感染者が2カ月ぶりに100人を超えたと伝わったことで、国内での感染拡大への懸念が強まり、上げ幅を一気に縮小。その後は、今夜に控える米雇用統計などを見極めたいとする思惑もあり、大引けまで前日終値とほとんど変わらない水準でこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前日比24.23円高の22145.96円となった。東証1部の売買高は13億5725万株、売買代金は2兆2366億円だった。セクター別では、陸運業、銀行業、建設業、その他製品、食料品、情報通信業などが上昇率上位となった一方、鉄鋼、ガラス・土石、繊維製品、機械、パルプ・紙、化学などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34.7%、対して値下がり銘柄は61.9%であった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を17円押し上げた。同2位はテルモとなり、東エレク、トヨタ自、リクルートHD、アステラス薬などがつづいた。また日経平均構成銘柄の上昇率トップは証券会社による投資評価格上げが観測されたヤマトHDで3.86%上昇した。
一方、値下がり寄与トップはTDKとなり1銘柄で日経平均を約8円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、オリンパス、信越化、中外製薬、エーザイなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 22145.96(+24.23)
値上がり銘柄数 133(寄与度+105.29)
値下がり銘柄数 89(寄与度-81.06)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5630 79 +17.07
テルモ 4078 52 +7.49
東エレク 27930 195 +7.02
トヨタ 6777 121 +4.36
リクルートHD 3627 37 +4.00
アステラス薬 1760 21 +3.78
ホンダ 2749.5 50 +3.60
ヤマトHD 2446 91 +3.28
スズキ 3581 89 +3.21
デンソー 4207 71 +2.56
積水ハウス 2067 69 +2.49
ソニー 7500 68 +2.45
大和ハウス 2552 56 +2.02
SUBARU 2277 54.5 +1.96
トレンド 6020 50 +1.80
花王 8584 49 +1.77
武田 3808 43 +1.55
東京海上 4645 86 +1.55
キッコーマン 5060 40 +1.44
イオン 2529.5 37.5 +1.35
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
TDK 10300 -230 -8.29
ファーストリテ 61310 -200 -7.20
オリンパス 1994 -47.5 -6.84
信越化 12220 -150 -5.40
中外薬 5688 -42 -4.54
エーザイ 8425 -123 -4.43
ファミマ 1783 -30 -4.32
エムスリー 4475 -40 -3.46
アドバンテ 6200 -40 -2.88
NTTデータ 1176 -15 -2.70
KDDI 3175 -12 -2.59
資生堂 6752 -71 -2.56
日産化学 5420 -70 -2.52
ファナック 19025 -60 -2.16
日東電 5960 -60 -2.16
太陽誘電 3275 -55 -1.98
ヤマハ 5070 -40 -1.44
協和キリン 2725 -39 -1.40
日立建 2926 -30 -1.08
TOTO 4040 -50 -0.90