マネーボイス メニュー

日経平均は続伸、コロナ警戒も米雇用回復などで強含み

日経平均は続伸。2日の米国市場でNYダウは反発し、92ドル高となった。6月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が市場予想を大きく上回り、経済の早期回復への期待が高まった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで120円高からスタートすると、前場中ごろには一時22312.44円(前日比166.48円高)まで上昇。本日の東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が120人以上と報じられて後場上げ幅を縮める場面もあったが、値がさ株の一角が買われて強含み、この日の高値圏で取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比160.52円高の22306.48円となった。東証1部の売買高は9億8246万株、売買代金は1兆6954億円と6月22日以来の低水準だった。業種別では、精密機器、その他製品、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、空運業、水産・農林業、パルプ・紙が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は35%となった。

個別では、ソフトバンクGや東エレクが2%超、任天堂が3%超の上昇。ソフトバンクGは出資先の米保険レモネードが上場し、好調な出足だったと伝わった。東エレクは4日続伸で上場来高値を更新し、レーザーテックやキーエンスといったハイテク株も堅調。ファーストリテ、ソニー、三菱UFJは小じっかり。中小型株ではガンホーやGMOクラが商いを伴って大きく上昇し、前期業績の上振れが好感されたクスリのアオキはワイエイシイなどとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、トヨタ自が小安く、武田薬などは軟調。決算が嫌気されたTSI HDやキユーピーは売りがかさんだ。また、三陽商が下げ足を速め、TSI HDなどとともに東証1部下落率上位に顔を出した。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。