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ネクスグループ—高性能エッジAI端末のヘルスケア分野における実証実験開始

ネクスグループは10日、子会社のネクスが2020年度中の製品化の予定で開発を進めている「NCXX AI BOX」の実証実験を、社会福祉法人善光会のサンタフェ総合研究所とで、7月22日から開始すると発表。

同製品は、NVIDIA Corporationが提供する高性能なGPUと、Sierra Wireless製のマルチキャリア対応LTE通信モジュールを搭載した高性能なエッジAI端末。AI BOX内で行動分析と画像処理をリアルタイムに実施するため、通信量の大幅な削減とプライバシー保護が可能となる。

本取り組みでは、サンタフェ総合研究所の介護・見守りに関する知見をもとに、善光会が運営する施設の利用者の協力を得、居室へ「NCXX AI BOX」を設置。居室内の利用者の転倒やベッドからの起き上がり、滑り落ちなど行動データを収集しエッジAIを用いて分析することで、利用者の事故予測等のより良い介護サービス提供のために活用していく予定。

また、カメラで撮影した「人物の顔」部分をリアルタイムで検出し画像処理を行い、個人情報が特定できない映像に変換することで、プライバシーを配慮した幼稚園や一人暮らしの見守りなどにも導入が期待されるとしている。

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