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グローセル Research Memo(2):ルネサス系の大手半導体商社。自動車業界向けが主力

■会社概要

グローセルは、1954年に電子部品販売を目的に福島電気工業株式会社として設立された。その翌年には日立製作所と特約店契約を締結し、1959年には半導体の販売を開始した。その後、日立系の半導体商社として事業を拡大し、1984年に商号を株式会社イーストンエレクトロニクスに変更した。さらに2000年代に入ってからは、大手半導体メーカー(日立製作所、三菱電機、NEC)での半導体事業の整理・再編が進んだのに合わせて、同社も2009年には主に(株)ルネサスデバイス販売と合併し、商号を株式会社ルネサスイーストンに変更した。その後、2019年7月に商号を現在の株式会社グローセルに変更している。現在では、取扱商品の約80%がルネサス製品となっている。一方でルネサスの側から見ても、同社は常に特約店トップ3の一角を占める重要な存在となっている。

株式については、1995年に店頭市場(現東京証券取引所JASDAQ市場)に上場し、2014年2月に東京証券取引所市場第2部、同年11月には東京証券取引所市場第1部に市場変更した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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