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東京金見通し:底堅い、ワクチン開発期待や円高傾向で上値は限定的か

TOCOM金 21年6月限・夜間取引終値:6233円(前日日中取引終値↑1円)

・想定レンジ:上限6270円-下限6190円

16日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年6月限)は底堅く推移しそうだ。前日の米国株式市場でダウ平均は上昇したが、米国での新型コロナウイルス新規感染者数が1日6万人前後で高止まりし、日本でも東京都が警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げており、新型コロナへの警戒感は引き続き強く、安全資産とされる金への需要は引き続き旺盛だろう。一方で、ワクチン開発を巡る前向きな報道が相次いだことなどを受け、早期収束への期待も高まっている。また、昨日深夜に一時1ドル=106円60銭台と昨日の円の安値から70銭近く円高・ドル安に振れたことも上値抑制要因となり、今日の金先物の上値は限定的となりそうだ。

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