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後場の日経平均は59円安でスタート、ソニーやファーストリテなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22710.92;-59.44
TOPIX;1575.41;-3.65

[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比59.44円安の22710.92円と前引けより一転下げ幅を拡大し、マイナス圏で取引を開始した。ランチタイム中の225先物は下げ幅を拡大。アジア市場は高安まちまち。為替は1ドル=107円20銭台近辺と横ばいで推移。午前の日経平均は反落した米国市場の流れを引き継がず反発してスタートした。為替が昨日より円安方向に推移していることで、自動車株を中心に輸出関連株の一角に買いが入り、また、台湾半導体大手のTSMCが通期予想の上方修正を発表したことで、東京市場でも半導体関連銘柄が物色され指数を下支えしている。ただし、コロナ感染者の増加による景気への影響懸念やGOTOから東京を除外したことで、経済効果が限定的になるとの見方から上値が重く、日経平均は上げ幅を縮小して午前の取引を終了した。お昼休み中に小池都知事が「コロナ感染者数は、昨日と同じレベル」と述べたことが報じられている。このことから、投資家のリスクセンチメントが悪化し、後場の日経平均は前場より値を下げ、マイナス圏で取引を開始した。寄り付き後は上値が重く安値圏でのもみ合いで推移している。

 セクター別では、空運業、不動産業、鉄鋼、パルプ・紙、などが下落上位となっている一方、電気・ガス業、石油・石炭製品、医薬品、情報・通信業が上昇率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、ソニー、ファーストリテ、キーエンス、ファナック、SMCが安く、そのほか、ソフトバンクG、東エレク、トヨタ、日立、ベイカレントが高い。

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