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新興市場銘柄ダイジェスト:ズームは急落、大日光がストップ高

 メルカリ 4210 +50
反発。連結子会社のメルペイ(東京都港区)が持つ立替払い債権最大500億円を流動化すると発表している。流動化で保有資産の効率的活用や財務基盤の強化を図る。メルペイがフリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービス「メルペイ」のコード決済をツルハホールディングスが展開する全国1917店舗に提供開始したと16日に公表したことも好感されているようだ。

 ミクロン精密 1050 +35
3日ぶり反発。2万7000株(約0.27億円)を上限に自社株を取得すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.44%。16日の終値(1015円)で17日朝方の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行や財務戦略を可能とすることが目的。

 アクモス 607 +12
3日ぶり反発。配当方針を変更すると発表しこれまでは「個別の当期純利益に対する配当性向30%を目標に連結業績を勘案し、配当を行う」としていたが、「連結の親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向30%以上を目標に、配当を行う」に改めた。20年6月期の期末配当予想は5.00円だが、配当方針の見直しで増額修正が期待できるとの見方も広がっているようだ。

 ズーム 1425 -196
急落。20年12月期の営業損益を従来予想の3.01億円の黒字から5.73億円の黒字(前期実績2.91億円の黒字)に上方修正。4月1日付で持分法適用会社だったZOOM North America, LLCを完全子会社化したことを反映した。ただ、併せて発表した第1四半期決算は営業損益が0.54億円の赤字(前年同期実績0.42億円の黒字)に転落しており、売りが優勢に。

 大日光 603 +100
ストップ高。香港連結子会社のTROIS HKが中国・広東省を中心にEMS事業を展開する彩煌企業集団傘下のCH&GTTと合弁会社設立を伴う業務提携を行うと発表している。中国華南地区での車載向け案件を中心とした事業拡大が目的。合弁会社の出資比率はTROIS HKが40%、CH&GTTが60%。電子基板の開発生産や卸売などを手掛け、自動車部品メーカーのニーズに応じる。事業開始予定日は9月18日。

 大阪油化工業 1380 +49
年初来高値。20年9月期の営業利益を従来予想の0.76億円から1.10億円(前期実績は非開示)に上方修正している。プラント事業強化に伴う人件費の増加や生産設備の新設などで減価償却費が増加した一方、製造コストを中心とする経費節減に努めたことが奏効し、利益が上振れる見通し。

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