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米国株見通し:もみ合いか、コロナ訴訟保護を好感も業績を注視

(15時40分現在)

S&P500先物      3,195.12(-18.88)
ナスダック100先物  10,561.50(-61.00)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は150ドル安。NY原油先物(WTI)も弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

17日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダックは続伸となったが、ダウは62ドル安の26671ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒とワクチン開発への期待が入り交じる展開。経済指標の回復ペースが鈍化するなか、この日発表されたミシガン大学消費者態度指数は予想外に弱含み、個人消費の弱さが嫌気された。また、本格化する企業決算を前に内容を見極めるムードが広がり、積極的な買いは手控えられた。

本日もコロナ感染とワクチン開発への思惑で方向感の出にくい展開となりそうだ。そうしたなか、トランプ政権はコロナ関連訴訟から企業を保護する免責条項を経済対策の1つとして盛り込む見通し。議会で法案が通過すれば、経済活動の再開を後押しする材料となるため、市場では好感されよう。一方、企業決算は今週後半から来週にかけてがピークを迎え、業績内容が注視される。今晩はハリバートンやアイビーエムが注目されるが、相場への影響は限定的とみる。

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