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日経平均は71円高でスタート、ソニーやアドバンテスが堅調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22789.38;+71.90
TOPIX;1579.83;+2.80

[寄り付き概況]

 21日の日経平均は71.90円高の22789.38円と続伸して取引を開始した。前日20日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は8.92ドル高の26680.87ドル、ナスダックは263.90ポイント高の10767.09ポイントで取引を終了した。利益確定の売りが目立ち寄り付き後に一時大きく下げた。しかし、ウイルスワクチン開発の治験で良好な結果が発表されたほか、米国政府・議会が追加財政策の協議を開始したことが好感され上昇に転じた。ハイテク株の上昇がけん引する形で引けにかけては一段高となった。

 堅調だった昨日の米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は買い先行で始まった。新型コロナウイルスや、欧米諸国と中国との対立激化に対する警戒感は強いものの、国内外で新型コロナウイルスのワクチン開発の進展やワクチン生産能力増強のニュースが相次ぎ、経済活動の正常化や景気回復への期待感から買いが優勢となった。昨日の米国市場でハイテク株が上げた流れを引き継ぎ、半導体関連株やハイテク株が物色された。また、このところ高値調整となっていた中国の株式市場で、昨日は上海総合指数が3%を超す上げとなったことも安心材料となった。

 セクター別では、医薬品、サービス業、その他製品、精密機器、電気機器などが上昇率上位、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品、銀行業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソニー、キーエンス、村田製、楽天、NEC、武田薬、アドバンテストなどが上昇。他方、三菱UFJ、JT、JR東、コマツ、ダイキンなどが下落している。

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