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日経平均は19円高でスタート、ソフトバンクGや東エレクが堅調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22735.02;+19.17
TOPIX;1575.74;-0.95

[寄り付き概況]

 28日の日経平均は19.17円高の22735.02円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日27日の米国株式相場は反発。ダウ平均は114.88ドル高の26584.77ドル、ナスダックは173.09ポイント高の10536.27ポイントで取引を終了した。アリゾナやフロリダ州でのウイルス感染ペースが鈍化したほか、製薬会社モデルナが最終段階の治験を開始することを明らかにし、期待感から上昇して寄り付いた。政府の追加財政策への期待やハイテク株も今週の決算を控えて買いが広がり、終日堅調推移となった。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。新型コロナウイルス感染拡大や、西側諸国と中国との対立激化への警戒感は引き続き強いものの、新型コロナワクチンの開発進展や、今週から本格化する4-6月期決算に対する期待感から買いが優勢となった。米国市場でダウ平均に比べナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇率が大きくなっており、東京市場でも半導体関連株などハイテク株に資金が向かった。ただ、外為市場で昨日深夜に一時1ドル=105円00銭台と昨日の円の安値から1円ほど円高・ドル安に振れたこともあり、寄付き段階では日経平均の上げ幅は限定的だった。

 セクター別では、医薬品、電気機器、精密機器、その他製品、サービス業などが上昇率上位、不動産業、空運業、輸送用機器、ゴム製品、陸運業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、任天堂、富士フイルム、東エレク、キーエンス、NEC、レーザーテックなどが上昇。他方、トヨタ、JR東、テラスカイ、KDDI、三井不、三菱商事などが下落している。

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