6日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり122銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は続落した。前日の米国株式市場では、追加財政政策やウイルスワクチン開発への期待から上昇した。また、7月の米ISM非製造業景況指数が58.1と市場予想を上回ったことも寄与した。一方で、7月の米ADP民間雇用者数が6月から急減速したことは労働市場の回復ペース鈍化を示唆し、明日に控える米雇用統計を見極めたいとする思惑を形成した。本日の日経平均は下落して寄り付いた後、好決算銘柄に資金が向かう形で一時上昇に転じるも、本日発表予定の主力企業の決算内容を見極めたいとする向きから次第に様子見ムードが醸成された。また、21年6月期業績予想が過去最高益ながらも市場コンセンサスに届かなったことからレーザーテックが朝方大きく下げ、今日は半導体関連銘柄全般が市場の重しとなった。
大引けの日経平均は前日比96.70円安の22418.15円となった。東証1部の売買高は10億7978万株、売買代金は1兆9955億円だった。セクター別では、保険、鉱業、石油、非鉄、建設などが上昇率上位となった一方、食料、陸運、倉庫、電気・ガス、不動産などが下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の39%、対して値下がり銘柄は57%であった。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約22円押し下げた。同2位はファナックとなり、ホンダ、アドバンテス、ソフトバンクG、キッコーマンなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはヤマハとなり1銘柄で日経平均を7円押し上げた。同2位は後場に4-6月期決算を発表したトヨタ自となりファーストリテ、エムスリー、オリンパスなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは前日に決算を発表したDeNAとなり22.44%高となった。
*15:00現在
日経平均株価 22418.15(-96.70)
値上がり銘柄数 100(寄与度+79.91)
値下がり銘柄数 122(寄与度-176.61)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ヤマハ 5070 195 +7.00
トヨタ 6800 152 +5.46
ファーストリテ 58810 150 +5.38
エムスリー 5870 60 +5.17
オリンパス 1944.5 32.5 +4.67
トレンド 6570 120 +4.31
DeNA 1637 300 +3.23
コナミHD 3785 85 +3.05
日産化学 5890 80 +2.87
ダイキン 18820 70 +2.51
デンソー 4064 59 +2.12
住友鉱 3481 91 +1.63
伊藤忠 2462 43.5 +1.56
日東電 6140 40 +1.44
カシオ 1517 38 +1.36
ミネベアミツミ 1896 38 +1.36
太陽誘電 3480 35 +1.26
京セラ 6031 16 +1.15
富士フイルム 4845 31 +1.11
日立建 3160 30 +1.08
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 28565 -620 -22.25
ファナック 18295 -365 -13.10
ホンダ 2648.5 -178.5 -12.81
アドバンテ 5450 -160 -11.49
ソフトバンクG 6548 -45 -9.69
キッコーマン 5690 -200 -7.18
アステラス薬 1660.5 -39 -7.00
中外薬 4864 -62 -6.68
KDDI 3217 -28 -6.03
花王 7863 -142 -5.10
TDK 11620 -140 -5.03
エーザイ 8538 -125 -4.49
アサヒ 3474 -123 -4.42
NTTデータ 1226 -20 -3.59
ソニー 8468 -78 -2.80
塩野義 6076 -74 -2.66
資生堂 6064 -72 -2.58
キリンHD 2033 -66.5 -2.39
オムロン 7540 -60 -2.15
大日印 2237 -120 -2.15