11日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり200銘柄、値下がり25銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は4日ぶり反発。380.66円高の22710.60円（出来高概算7億9000万株）で前場の取引を終えている。
日本の3連休中、米株式市場ではNYダウが7日46ドル高、10日357ドル高となった。昨年9月以来の7日続伸で、5カ月半ぶりの高値水準を付けた。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びなどが市場予想を上回ったほか、トランプ米大統領が追加経済対策の大統領令を発動したことも好感された。米中対立の影響が懸念されてハイテク株に利益確定の売りが出る一方、景気敏感株を中心に大きく上昇。連休明けの日経平均もこうした流れを引き継いで175円高からスタートすると上げ幅を広げ、前引けにかけて22735.94円（406.00円高）まで上昇する場面があった。
セクターでは、不動産業、鉄鋼、鉱業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。半面、海運業、情報・通信業、その他製品の3業種が下落している。東証1部の値上がり銘柄は全体の77％、対して値下がり銘柄は20％となっている。
値上がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約45円押し上げた。米バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米当局から優先審査に指定されたことが材料視されている。同2位はファーストリテとなり、テルモ、信越化、KDDI、ファナック、アステラス薬、アドバンテスなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもエーザイとなり14.46％高となった。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約32円押し下げた。同2位はバンナムHDとなり、太陽誘電、資生堂、NTTデータなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは太陽誘電となり決算が嫌気され5.92％安となった。
*11:30現在
日経平均株価 22710.60(+380.66)
値上がり銘柄数 200(寄与度+451.53)
値下がり銘柄数 25(寄与度-70.87)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 9873 1247 +44.76
ファーストリテ 59860 830 +29.79
テルモ 4103 118 +16.94
信越化 12730 450 +16.15
KDDI 3284 66 +14.21
ファナック 18615 360 +12.92
アステラス薬 1724.5 71 +12.74
アドバンテ 5360 170 +12.20
リクルートHD 3688 99 +10.66
ホンダ 2695 147 +10.55
オムロン 7660 260 +9.33
トヨタ 7124 246 +8.83
スズキ 4110 193 +6.93
大塚HD 4786 187 +6.71
住友不 3040 170.5 +6.12
7&iHD 3480 167 +5.99
デンソー 4268 163 +5.85
SUBARU 2180 159.5 +5.73
京セラ 6113 79 +5.67
中外薬 4873 49 +5.28
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6371 -150 -32.31
バンナムHD 6306 -221 -7.93
太陽誘電 3260 -205 -7.36
資生堂 5414 -126 -4.52
NTTデータ 1190 -21 -3.77
トレンド 6380 -80 -2.87
コムシスHD 3055 -55 -1.97
エムスリー 5760 -20 -1.72
TDK 11500 -40 -1.44
コナミHD 3850 -35 -1.26
ソニー 8491 -34 -1.22
サイバー 5790 -140 -1.01
キッコーマン 5620 -20 -0.72
オリンパス 2006.5 -3.5 -0.50
商船三井 1819 -93 -0.33
富士通 13790 -80 -0.29
DOWA 3255 -35 -0.25
住友商 1252 -6.5 -0.23
楽天 1048 -6 -0.22
ZHD 636 -14 -0.20