11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり204銘柄、値下がり19銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は4日ぶり反発。米国市場ではNYダウが10日まで7日続伸し、5カ月半ぶりの高値水準を付けた。7月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びなどが市場予想を上回ったうえ、トランプ大統領が追加経済対策の大統領令を発動したことも好感され、景気敏感株を中心に買われた。3連休明けの日経平均もこうした流れを引き継いで175円高からスタート。その後も香港株を中心にアジア市場が全般堅調だったことから上げ幅を広げる展開となり、後場には22760.87円（前週末比430.93円高）まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比420.30円高の22750.24円となった。東証1部の売買高は16億2714万株、売買代金は2兆7430億円だった。業種別では、不動産業、鉄鋼、銀行業が上昇率上位で、その他も全般堅調。情報・通信業とその他製品の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の83％、対して値下がり銘柄は15％となった。
値上がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約43円押し上げた。米バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米当局から優先審査に指定されたことが材料視された。同2位はファーストリテとなり、信越化、テルモ、リクルートHD、ファナック、ホンダ、アステラス薬などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもエーザイとなり13.74％高となった。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約34円押し下げた。同2位はバンナムHDとなり、太陽誘電、トレンドマイクロ、エムスリー、資生堂などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは太陽誘電となり決算が嫌気され4.18％安となった。
*15:00現在
日経平均株価 22750.24(+420.30)
値上がり銘柄数 204(寄与度+481.59)
値下がり銘柄数 19(寄与度-61.29)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 9811 1185 +42.54
ファーストリテ 59630 600 +21.54
信越化 12750 470 +16.87
テルモ 4100 115 +16.51
リクルートHD 3736 147 +15.83
ファナック 18650 395 +14.18
ホンダ 2710.5 162.5 +11.67
アステラス薬 1718 64.5 +11.58
オムロン 7710 310 +11.13
トヨタ 7150 272 +9.76
アドバンテ 5320 130 +9.33
KDDI 3255 37 +7.97
デンソー 4325 220 +7.90
スズキ 4136 219 +7.86
京セラ 6134 100 +7.18
住友不 3069 199.5 +7.16
大和ハウス 2649.5 177 +6.35
SUBARU 2197 176.5 +6.34
大塚HD 4772 173 +6.21
武田 3962 155 +5.56
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6361 -160 -34.46
バンナムHD 6351 -176 -6.32
太陽誘電 3320 -145 -5.20
トレンド 6350 -110 -3.95
エムスリー 5740 -40 -3.45
資生堂 5480 -60 -2.15
サイバー 5720 -210 -1.51
コナミHD 3850 -35 -1.26
コムシスHD 3090 -20 -0.72
富士通 13725 -145 -0.52
協和キリン 2691 -10 -0.36
キッコーマン 5630 -10 -0.36
ZHD 626 -24 -0.34
DIC 2593 -76 -0.27
味の素 1856.5 -3.5 -0.13
MS&AD 2824.5 -11.5 -0.12
DOWA 3280 -10 -0.07
商船三井 1893 -19 -0.07
富士フイルム 4850 -1 -0.04