13日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり148銘柄、値下がり71銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は大幅続伸で節目の23000円を大きく上回り、コロナ後最高値も更新した。前日の米株式市場では、トランプ米大統領がバイオテクノロジーのモデルナと1億本のワクチン購入の契約を交わしたと発表し、ワクチン実用化による経済正常化期待が強まったほか、追加財政策を巡る議会折衝も時間の問題との楽観的な見方から大幅高となった。また、このところ売られていたハイテク株も半導体関連を中心に大きく上昇した。この流れを好感して、本日の東京市場でも、値がさのグロースハイテク株も含めてほぼ全面高の展開となった。ただ、ここ最近大きく買い戻されていた景気敏感系のバリュー株はやや伸び悩んだ。それでも、為替の円安基調なども追い風となり、日経平均は後場に入ってからも上げ幅を拡げる展開となり、高値では、23316.69円まで買い進まれた。
大引けの日経平均は前日比405.65円高の23249.61円となった。東証1部の売買高は14億1149万株、売買代金は2兆5583億円だった。セクター別では、精密機器、電気機器、医薬品、サービス、その他製品などが上昇率上位となった。一方、鉄鋼、空運、海運、繊維、不動産などこのところ買い戻されていたバリューセクターはやや売りに押されて下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%であった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約50円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、東エレク、テルモ、ダイキン、セコム、ファナックなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは後場に決算を発表した三井化学で、8.58%高となった。
一方、値下がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約6円押し下げた。同2位は横河電となり、クラレ、ファミマなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23249.61(+405.65)
値上がり銘柄数 148(寄与度+436.31)
値下がり銘柄数 71(寄与度-30.66)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6423 231 +49.75
ファーストリテ 61340 1230 +44.15
東エレク 28705 865 +31.05
テルモ 4271 182 +26.13
ダイキン 19760 525 +18.84
セコム 10105 504 +18.09
ファナック 19440 460 +16.51
アドバンテ 5580 230 +16.51
中外薬 4939 138 +14.86
TDK 11600 400 +14.36
オリンパス 2160 80 +11.49
トレンド 6520 320 +11.49
エムスリー 5770 120 +10.34
ソニー 8700 238 +8.54
第一三共 9703 233 +8.36
リクルートHD 3834 75 +8.08
京セラ 6286 107 +7.68
アステラス薬 1767 42.5 +7.63
バンナムHD 6541 190 +6.82
オムロン 7970 160 +5.74
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3283 -28 -6.03
横河電 1725 -120 -4.31
クラレ 1117 -66 -2.37
ファミマ 2304 -14 -2.01
日産化学 5560 -50 -1.79
日揮HD 1209 -37 -1.33
三井不 1866 -30.5 -1.09
エプソン 1251 -15 -1.08
東京海上 4841 -57 -1.02
コマツ 2258 -18.5 -0.66
丸井G 1791 -16 -0.57
ミツコシイセタン 553 -14 -0.50
丸紅 585.2 -12.6 -0.45
日本郵政 786.9 -12.3 -0.44
日野自 734 -12 -0.43
NTT 2640 -28 -0.40
東レ 506 -10.7 -0.38
高島屋 817 -18 -0.32
東急不HD 460 -9 -0.32
楽天 974 -9 -0.32