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日経VI:低下、見送りムード強く方向感欠く動き

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比-0.48pt(下落率2.22%)の21.10ptと低下した。なお、高値は21.89pt、安値は20.46pt。この日の東京市場では、ワクチン開発進展への期待感などが株価を下支えする一方で、新型コロナ感染拡大や米中対立の激化懸念などが株価の上値を抑えるという構図で、日経225先物は概ね小高い水準で膠着感の強い動きとなった。主要企業の4-6月期決算発表が一巡し手掛かり材料に乏しく、また23000円の大台回復で目先の達成感もあり、さらに週末でポジションを片方に傾けにくいという事情もあり、終日見送りムードの強い相場だった。こうした動きを映し、日経VIは前日水準を挟んで方向感を欠く動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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