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ケネディクス—2Q減収減益なるも、アセットマネジメント事業・不動産管理事業は堅調に推移

ケネディクスは13日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。営業収益が前年同期比55.0%減の154.07億円、営業利益が同22.7%減の53.55億円、経常利益が同17.2%減の59.93億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.8%減の41.77億円となった。

2020年12月期第2四半期末における受託資産残高(AUM)の総額は2兆4,931億円となり、前年度末比では1,009億円(4.2%)の純増となった。

アセットマネジメント事業の営業収益は前年同期比3.8%増の53.33億円、営業利益は同0.7%増の35.52億円となった。受託資産残高(AUM)が拡充した結果、安定収益であるアセットマネジメントフィーが増加した。

不動産管理事業の営業収益は前年同期比16.5%増の22.32億円、営業利益は同3.7%増の7.20億円となった。

不動産運営事業の営業収益は前年同期比19.2%減の14.94億円、営業損失は2.64億円(前年同期は0.26億円の損失)となった。コロナ禍のみならず五輪開催延期の影響もあり、ホテル及びサービスアパートメントの稼働率が低迷した。

不動産投資事業の営業収益は前年同期比74.7%減の64.93億円、営業利益は同44.0%減の18.47億円となった。不動産取引の停滞により不動産売却益獲得の進捗に遅れが生じる。足元では不動産市場の流動性は、回復の兆しがみられる。

2020年12月期通期の業績予想については、営業利益が前期比0.4%増の160.00億円、経常利益が同3.5%増の164.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.7%増の115.00億円とする期初計画を据え置いている。なお、不動産投資事業は、経済環境や不動産市場等の影響を大きく受ける状況にあり、現状では営業収益の予測が困難であるとして、営業収益の予想は記載していない。

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