17日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり44銘柄、値下がり173銘柄、変わらず8銘柄となった。
日経平均は5日ぶり反落。14日の米国市場ではNYダウが34ドル高と小幅反発する一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落した。米7月小売売上高の予想下振れなどから、円相場は一時1ドル=106.40円台まで上昇。前週4日間で900円超上昇した日経平均も、本日は利益確定の売りが先行し99円安からスタートした。その後は決算発表の一巡で積極的な買いが入りづらいなか、米中対立への懸念などから散発的な売りが出て、後場に入ると23068.53円(前週末比220.83円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比192.61円安の23096.75円となった。東証1部の売買高は8億1922万株、売買代金は1兆5014億円と1月20日以来の低水準だった。業種別では、精密機器、サービス業、陸運業が下落率上位で、その他も全般軟調。海運業と空運業の2業種のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約40円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは電通グループで4.39%安、同2位はシチズンで4.20%安だった。電通グループは、国内証券の目標株価引き下げが観測されている。シチズンは前週末に第1四半期決算を発表、営業損益は56.51億円の赤字(前年同期は18.15億円の黒字)で着地した。
一方、値上がり寄与トップはKDDI、同2位はスズキとなり、2銘柄で日経平均を約8円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはスズキで1.95%高、同2位は新生銀行で1.60%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 23096.75(-192.61)
値上がり銘柄数 44(寄与度+16.68)
値下がり銘柄数 173(寄与度-209.29)
変わらず銘柄数 8
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3346 22 +4.74
スズキ 4277 82 +2.94
日産化学 5560 40 +1.44
ホンダ 2741 19 +1.36
日立建 3505 35 +1.26
TDK 11720 30 +1.08
SUBARU 2236 17.5 +0.63
住友不 3118 13 +0.47
日立 3591 41 +0.29
日揮HD 1220 7 +0.25
丸井G 1810 6 +0.22
京成 2997 12 +0.22
コナミHD 3935 5 +0.18
日産自 421.3 4.8 +0.17
日電硝 1893 15 +0.16
日精工 835 4 +0.14
日通 5950 40 +0.14
富士電機 3175 15 +0.11
高島屋 830 5 +0.09
ENEOS 417.1 2.1 +0.08
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 61020 -570 -20.46
ソフトバンクG 6237 -89 -19.17
中外薬 4810 -177 -19.06
リクルートHD 3756 -123 -13.25
ダイキン 19685 -245 -8.79
オリンパス 2126 -55 -7.90
第一三共 9617 -217 -7.79
オムロン 7830 -150 -5.38
信越化 12800 -135 -4.85
電通G 2745 -126 -4.52
塩野義 6111 -123 -4.42
アドバンテ 5550 -60 -4.31
NTTデータ 1253 -20 -3.59
キッコーマン 5750 -100 -3.59
花王 8041 -91 -3.27
京セラ 6315 -43 -3.09
ファナック 19360 -80 -2.87
トレンド 6450 -70 -2.51
テルモ 4291 -17 -2.44
富士フイルム 5071 -67 -2.40