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日経平均は1円高でスタート、ソフトバンクGや東エレクが堅調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23097.80;+1.05
TOPIX;1607.87;-1.95

[寄り付き概況]

 18日の日経平均は1.05円高の23097.80円と反発して取引を開始した。前日17日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は86.11ドル安の27844.91ドル、ナスダックは110.42ポイント高の11129.73ポイントで取引を終了した。中国人民銀行が市場に資金を供給したため上昇で寄り付いたが、ニューヨーク地区連銀製造業景気指数が予想を下回ったほか、著名投資家のバフェット氏が銀行株を売却したことが明らかとなりダウの重しとなった。また米中高官の第1段階貿易協定を巡る会合が延期され、米国政府が中国ファーウェイへの制裁強化を発表し、米中対立への懸念も根強い。一方、ハイテクは終日堅調に推移した。

 米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は寄り付き段階では売り買いが交錯した。米国市場でダウ平均は下落したもののナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇しており、東京市場でもハイテク株の一角など関連銘柄に資金が向かった。また、昨日日経平均が200円近く下げた後ということもあり、押し目買いも入りやすかった。ただ、米商務省が中国ファーウェイに対する事実上の禁輸措置を強化すると発表したことを受け、米中対立激化に対する懸念が高まっており、株価の重しとなった。また、1ドル=106円前後と昨日日中の円の高値から60-70銭ほど円高・ドル安に振れていることも上値抑制要因となった。

 セクター別では、医薬品、食料品、情報・通信業、繊維製品、その他製品などが上昇率上位、鉱業、空運業、保険業、証券商品先物、銀行業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、任天堂、ダイセル、トヨタ、東エレク、レーザーテック、ZHD、伊藤忠などが上昇。他方、村田製、三菱UFJ、アドバンテスト、太陽誘電、日立、JR東、オリックス、日本航空などが下落している。

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