NY外為市場ではドルが高止まりとなったほか、リスク選好の動きが優勢となった。トランプ政権は米食品医薬品局（FDA）の緊急承認を得た米医療機器大手アボット・ラボラトリーズ（ABT）が開発した新型コロナウイルスの検査キットを7.5億ドル分購入すると発表。全米での検査をさらに拡大する。
ダウは一時失速していたが、報道が好感され再び上昇に転じ255ドル高で推移。米10年債利回りも0.74％と、6月19日以来の高水準となった。ドル・円は106円69銭まで上昇後も106円55−70銭で高止まり。ユーロ・円は125円12銭から126円08銭まで上昇した。
ユーロ・ドルは1.1761ドルの安値から1.1827ドルへ反発、ポンド・ドルは1.3161ドルの安値から1.3216ドルへ反発もそれぞれ戻りは鈍い。