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注目銘柄ダイジェスト(前場):ティーライフ、フィードフォース、DMG森精機など

フィードフォース:6400円(-410円)
大幅に5日ぶり反落。東証が28日から信用取引に関する規制措置を強化し、売り材料視されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)となった。日証金も貸借担保金率を50%(うち現金20%以上)とする増担保金徴収措置を実施している。フィードフォースは27日に上場来高値(7350円)を記録したばかりとあって、買い一服感も出ているようだ。

凸版印:1703円(-16円)
続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は31億円で前年同期比17.3%減となったが、退職給付の影響を除けば実質増益決算となっている。想定以上に堅調なスタートだが、通期見通しは400億円で前期比39.8%減益としている。116億円程度の特殊要因があるものの、それを除いても550億円超のコンセンサス水準を下回っている。保守的な計画とも捉えられるが、売り材料視する動きが先行している。

DMG森精機:1360円(+66円)
大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は24億円で前年同期比87.9%減益、第1四半期の33億円に対して、4-6月期は8億円の赤字に転落した。ただ、人件費の削減などによって、懸念されたほどの損失拡大には至らなかった。また、受注高は1-3月期の783億円から4-6月期は572億円に減少しているが、7-9月期は700-750億円と回復に転じる見通しとしている。通期予想のレンジ下限も上方修正しており、プラス材料視する動きが優勢。

ティーライフ:1360円(+84円)
急反発。前日に20年7月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の3.7億円から5.0億円に増額、外出自粛の影響で在宅率が上昇したことから、ECモールでの巣ごもり需要に対応した商品やテレビショッピングでのサプリメントの販売が大きく伸長したもよう。期末配当金も従来予想や前期末の20円から30円に引き上げている。上振れ期待はあったものの、業績・配当金ともに想定以上の引き上げとなる形に。

メドレック:336円(+13円)
大幅に反発。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所と米国で共同開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬MRX-5LBT(リドカインテープ剤)について、米食品医薬局に新薬承認申請書を提出したと発表している。米国のリドカイン貼付剤市場は18年時点で505億円と推計されており、MRX-5LBTが新薬として承認されれば収益向上が期待できるとして買いが入っているようだ。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所株も大幅反発している。

三菱UFJ:446.3円(+14.4円)
大幅反発。注目されたジャクソンホール会議において、パウエルFRB議長は「2%の平均物価目標」への修正を決定したと発表している。金融政策の目標として、2%を到達点とするのではなく、「一定期間」の物価上昇率を平均で2%とする方針としている。長期的なインフレ期待上昇への思惑が高まる形から米長期金利が上昇、メガバンク各社や保険株などが総じて買われる展開になっている。

エーアイ:2749円(+81円)
大幅に4日ぶり反発。AITalk5個人向けオリジナルブランド新製品を企業化すると発表している。法人向けに培った次世代型AITalk5技術をベースとし、個人利用者向けにキャラクター音声読み上げソフトをサービス展開する。入力したテキストをキャラクターの自然な音声合成で読み上げ、音声ファイルとして作成することが可能。スピードや音量、イントネーションもユーザーが自由に調整できるという。第1弾は21年2月に販売開始予定。

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