7日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり129銘柄、値下がり90銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は続落。78.51円安の23126.92円(出来高概算5億3198万株)で前場の取引を終えている。前週末4日の米国株式相場でダウ平均は159.42ドル安の28133.31ドル、ナスダックは144.97ポイント安の11313.13ポイントで取引を終了。8月雇用統計が予想を上回り寄り付き直後上昇した。しかし、ペンス副大統領がパンデミック救済策の合意なくとも政府機関閉鎖は回避することで民主党と政府は合意したとすると期待感が後退し下落に転じた。さらに、ハイテク株の下げが加速すると、安値を試す展開となった。しかしその後、下落の行き過ぎ感を受けた押し目買いから、引けにかけて下げ幅を縮小する荒い展開に。米国株安を受けた今日の東京株式市場はやや売りが先行したが、景気敏感株などに資金が向かい一時プラスに転じる場面も。しかし、米国市場がレイバーデーの祝日で休場となるため、海外勢の動向に対する不透明感から積極的な買いは手控えられ、引けにかけてやや軟調な動きとなった。
値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位は東エレクとなり、2銘柄で日経平均を約122円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップもソフトバンクGで6.57%安、同2位はスカパーJで5.21%安だった。ソフトバンクGは、米ハイテク株のデリバティブで数千億円規模の取引をしていることが分かったと伝わっている。現在のポジションは不明なものの、ビジョンファンドなどの収益悪化につながるとの懸念などが先行する格好に。
一方、値上がり寄与トップはファナック、同2位はNTTデータとなり、2銘柄で日経平均を約55円押し上げた。ファナックは、「コロナ対策でロボ需要 人と協働、ファナック3倍に増産」との一部報道を受けて関心が向かったもよう。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもファナックで6.93%高、同2位はコンコルディアで3.85%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 23126.92(-78.51)
値上がり銘柄数 129(寄与度+128.49)
値下がり銘柄数 90(寄与度-207.00)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 20665 1340 +48.10
NTTデータ 1212 36 +6.46
リクルートHD 3984 43 +4.63
セコム 9888 122 +4.38
安川電 3990 100 +3.59
ファーストリテ 65900 90 +3.23
エーザイ 9506 88 +3.16
オムロン 7960 80 +2.87
スズキ 4666 76 +2.73
電通G 2885 65 +2.33
コマツ 2332.5 56.5 +2.03
豊通商 3155 55 +1.97
大塚HD 4464 54 +1.94
ミネベアミツミ 1896 43 +1.54
ファミマ 2370 10 +1.44
第一三共 9300 39 +1.40
オークマ 5220 180 +1.29
デンソー 4481 31 +1.11
オリンパス 2050.5 7.5 +1.08
エプソン 1246 15 +1.08
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5918 -416 -89.59
東エレク 26520 -890 -31.95
エムスリー 6310 -170 -14.65
KDDI 2932.5 -42.5 -9.15
信越化 13560 -115 -4.13
資生堂 5981 -101 -3.63
テルモ 4286 -25 -3.59
トレンド 6460 -100 -3.59
花王 7871 -86 -3.09
ソニー 8204 -84 -3.02
アドバンテ 5000 -40 -2.87
日産化学 5570 -70 -2.51
ヤマハ 5000 -70 -2.51
トヨタ 6981 -65 -2.33
バンナムHD 6616 -51 -1.83
アサヒ 3511 -48 -1.72
スクリン 5230 -220 -1.58
コムシスHD 2862 -39 -1.40
大和ハウス 2861 -36 -1.29
キリンHD 2043.5 -36 -1.29