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日本経済の急回復は望み薄か

 本日8日に発表された日本の2020年4−6月期国内総生産(GDP)改定値(二次速報値)は、前期比年率-28.1%で速報値からやや下方修正された。4-6月期の法人企業統計における設備投資の大幅な減少が改定値に反映された。速報値では個人消費と輸出が大幅な落ち込みとなったが、改定値では民間消費支出が上方修正された。

 今年後半の日本経済については、個人消費と輸出の動向が重要となりそうだが、個人消費については、消費税率引き上げの影響もあるため、急速な回復は期待できそうもない。輸出については、ある程度の持ち直しが期待されているものの、自動車販売の先行きは不透明であり、ウイルスの感染流行が終息に向かったとしても、輸出額の大幅な伸びは期待できないとの声が聞かれている。

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