マネーボイス メニュー

マザーズ先物見通し:反発、英企業の臨床試験再開でセンチメント改善

本日のマザーズ先物は反発が予想される。9日の米国市場はダウが439.58ドル高の27940.47ドル、ナスダックは293.874ポイント高の11141.564ポイントとなった。主要ハイテク株の回復や7月JOLT求人件数が予想を上回ったため、投資家心理が改善し、寄り付きから上昇した。英アストラゼネカが副作用の懸念から同社開発のコロナワクチンの最終治験を一時中断するとの報道で失望感が広がったが、その後、来週にも試験を再開する可能性が報じられた。下落の目立っていた主要ハイテク株に幅広く買いが継続し、引けにかけては上げ幅を拡大する展開となった。本日のマザーズ先物は、米国市場が上昇したことや堅調なナイトセッションの流れを引き継ぎ反発が予想される。海外では英アストラルゼネカの新型コロナワクチンの治験が来週にも再開する可能性が報じられており、このことは個人投資家のセンチメント改善に資するだろう。また、国内では、NTTドコモのドコモ口座の連携停止が35行に広がっており、地銀の偽サイトも次々に判明していることからセキュリティ関連への注目が高まり相場を下支えすることが予想される。そのほか、三菱電機がクラウドによるロボット運用サービスを日本経済新聞が報じており、時価総額上位のフリーなどクラウド関連銘柄の思惑が高まりマザーズ先物を押し上げることが期待される。本日の上値のメドは1160.0pt、下値のメドは1095.0ptとする。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。