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今日の為替市場ポイント:欧米株高を意識して円買い抑制も

9日のドル・円は、東京市場では106円06銭から105円80銭まで下落。欧米市場でドルは105円93銭から106円27銭まで反発し、106円17銭で取引終了。本日10日のドル・円は、106円台で推移か。欧米株式の反発を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される見込み。

欧州中央銀行(ECB)は本日10日に理事会を開催し、金融政策を決定する。一部報道によると、ECBの金融政策担当者はユーロ圏の景気回復見通しに自信を深めているもようだ。9日の欧米市場では、ECBによる年内追加緩和の可能性は低下したとの見方でユーロ買いが優勢となった。

報道によると、ECBの最新経済予測は理事会終了後に公表されるもようだ。経済予測の内容に市場関係者の注目が集まりそうだが、ラガルドECB総裁の会見内容も重要な手掛かり材料となる。ユーロ圏の景気見通しについて、やや慎重な見解が表明された場合、ユーロ売りがやや強まる可能性がある。一部の市場関係者は「ECB経済予測の改善は、ユーロ買い材料になり得るが、若干の改善は想定の範囲内」と指摘しており、追加緩和の可能性が消えない場合、ユーロは伸び悩むと予想している。

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