14日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり180銘柄、値下がり44銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は3営業日続伸。173.69円高の23580.18円(出来高概算5億6707万株)で前場の取引を終えている。前週末11日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は131.06ドル高の27665.64ドル、ナスダックは66.05ポイント安の10853.55ポイントで取引を終了した。値ごろ感から買いが先行したものの、主要ハイテク銘柄の利益確定売りに押され一時下落に転じた。その後は、引けにかけて再び緩やかに上昇する展開となった。ただし、ナスダック総合指数は下落となった。米国株式市場を受けた今日の東京株式市場は、買い優勢の展開となった。英アストラゼネカが新型コロナワクチンの臨床試験(治験)を英国で再開したと発表したことなどを受け、経済活動の正常化への期待が高まった他、新政権の政策期待などが買い手掛かり要因となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位は信越化となり、2銘柄で日経平均を約127円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもソフトバンクGで9.47%高、同2位は大平洋金属で6.24%高だった。ソフトバンクGは、先に社内で反対されたMBO計画を再考する方針と一部で報じられている。足元では調整を強いられていたが、一転してプレミアムを意識する流れに。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約47円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは川崎汽船で6.86%安、同2位は商船三井で5.91%安だった。先週強い値動きとなっていた海運株は軒並み利益確定の売りに押される格好。
*11:30現在
日経平均株価 23580.18(+173.69)
値上がり銘柄数 180(寄与度+266.20)
値下がり銘柄数 44(寄与度-92.51)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6415 555 +119.53
信越化 14145 220 +7.90
京セラ 6341 99 +7.11
電通G 3210 115 +4.13
リクルートHD 4297 36 +3.88
アサヒ 3902 98 +3.52
トヨタ 7049 93 +3.34
バンナムHD 7042 92 +3.30
日東電 6710 90 +3.23
ヤマハ 5170 90 +3.23
オムロン 8180 80 +2.87
アステラス薬 1636.5 16 +2.87
エプソン 1344 38 +2.73
カシオ 1795 72 +2.58
デンソー 4575 70 +2.51
ミネベアミツミ 2138 69 +2.48
キヤノン 1806 46 +2.48
ブリヂストン 3558 65 +2.33
東京海上 5087 125 +2.24
大和ハウス 3010 60.5 +2.17
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 66480 -700 -25.13
KDDI 2817 -104 -22.40
エムスリー 5940 -150 -12.92
中外薬 4709 -73 -7.86
トレンド 6380 -70 -2.51
テルモ 4403 -16 -2.30
JPX 2952 -53 -1.90
日本ハム 4670 -75 -1.35
NTTデータ 1252 -7 -1.26
ヤマトHD 2602 -32 -1.15
キッコーマン 5780 -30 -1.08
日清粉G 1694 -30 -1.08
NTT 2297 -73 -1.05
クボタ 1892.5 -26 -0.93
味の素 1992 -20.5 -0.74
ファナック 21070 -20 -0.72
セコム 10020 -20 -0.72
ファミマ 2353 -5 -0.72
三菱倉 3160 -35 -0.63
ダイキン 19295 -15 -0.54