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日経平均は小幅反発、値がさ株に買いもFOMCで上値重く

日経平均は小幅反発。15日の米国市場でNYダウは小幅に3日続伸し、2ドル高となった。米中など主要国の経済指標が良好な内容で買いが先行したものの、翌日に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、引けにかけて持ち高をいったん手仕舞う動きが広がった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで29円安からスタートすると、朝方は前日終値を挟みもみ合う展開となった。値がさのグロース(成長)株が買われたことで日経平均は前場中ごろを過ぎるとやや強含んだが、上値は重く伸び悩んだ。

大引けの日経平均は前日比20.64円高の23475.53円となった。東証1部の売買高は11億6886万株、売買代金は2兆1398億円だった。業種別では、情報・通信業、食料品、医薬品が上昇率上位だった。一方、海運業、ゴム製品、鉱業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の62%、対して値下がり銘柄は34%となった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクGが4%を超える上昇となり、日経平均を約64円押し上げた。エムスリーは6%を超える上昇で、約33円の押し上げ要因。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを引き継いだもので、売買代金上位ではレーザーテックやチェンジも大幅高となった。その他ではソフトバンク、ソニー、KDDIなどが堅調で、任天堂は小幅に上昇。業績上方修正のライフコーポやケーヨーは急伸し、シラスウナギの人工生産に成功した新日科学が東証1部上昇率トップとなった。一方、三菱UFJなどのメガバンク株やファーストリテがさえない。トヨタ自が小幅に下げ、ホンダは2%超下落した。パーク24は決算を嫌気した売りがかさみ、ディア・ライフは売り気配のままストップ安比例配分となった。

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