18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり149銘柄、値下がり69銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は小幅反発。17日の米国市場でNYダウは反落し、130ドル安となった。前の日の連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて追加緩和への期待が後退。ハイテク株の調整が続き、相場全体を下押しした。一方、国内では菅新政権への期待感もあり、日経平均は1円高からスタートすると、朝方には一時23398.46円(前日比79.09円高)まで上昇。しかし、米株安や為替の円高傾向が重しとなり、マイナスに転じる場面もあるなど方向感に乏しい展開となった。後場に入ると4連休を前に小高い水準でこう着感を強めた。
大引けの日経平均は前日比40.93円高の23360.30円となった。東証1部の売買高は14億9974万株、売買代金は2兆7151億円だった。業種別では、パルプ・紙、海運業、その他製品が上昇率上位だった。一方、情報・通信業、ゴム製品、証券が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は22%となった。
値上がり寄与トップはNTTデータとなり1銘柄で日経平均を約17円押し上げた。新政権がデジタル庁を来年設置する方針を示したことで注目度が高まる展開に。同2位はリクルートHDとなり、ファーストリテ、ソニー、ファナック、セコムなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約25円押し下げた。菅義偉首相が携帯電話料金の引き下げを指示したと伝わっている。同2位ソフトバンクGはとなり、第一三共、中外製薬、ダイキン、テルモなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23360.30(+40.93)
値上がり銘柄数 149(寄与度+143.56)
値下がり銘柄数 69(寄与度-102.63)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
NTTデータ 1357 96 +17.23
リクルートHD 4300 67 +7.21
ファーストリテ 64870 200 +7.18
ソニー 8323 191 +6.86
ファナック 20550 170 +6.10
セコム 9867 128 +4.59
電通G 3325 120 +4.31
バンナムHD 7019 119 +4.27
信越化 14090 105 +3.77
花王 8098 94 +3.37
デンソー 4593 93 +3.34
東エレク 26255 85 +3.05
資生堂 6289 81 +2.91
キッコーマン 5760 80 +2.87
エーザイ 9567 74 +2.66
豊通商 3090 65 +2.33
太陽誘電 3215 65 +2.33
オムロン 8100 60 +2.15
富士通 14185 600 +2.15
日産化学 5480 60 +2.15
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 2743 -117 -25.20
ソフトバンクG 6545 -72 -15.51
第一三共 9657 -340 -12.20
中外薬 4711 -108 -11.63
ダイキン 19275 -205 -7.36
テルモ 4197 -23 -3.30
エプソン 1230 -31 -2.23
日東電 6530 -60 -2.15
7&iHD 3320 -58 -2.08
ファミマ 2336 -14 -2.01
アルプスアル 1559 -38 -1.36
ブリヂストン 3370 -33 -1.18
JPX 2873 -32 -1.15
横河電 1704 -31 -1.11
伊藤忠 2694 -30 -1.08
コムシスHD 2977 -28 -1.01
エムスリー 6380 -10 -0.86
東京海上 4927 -47 -0.84
カシオ 1676 -21 -0.75
NTT 2253 -50 -0.72