23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり50銘柄、値下がり172銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反落。139.97円安の23220.33円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。
日本の4連休中、米株式市場ではNYダウが18日から22日までの3営業日で計613ドルの下落となった。欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて規制再強化への警戒感が強まったほか、米中関係の悪化や米議会における与野党対立への懸念も増した。この間、為替市場でも一時1ドル=104円台まで円高が進行し、連休明けの日経平均はこうした流れを嫌気して114円安からスタート。その後も軟調もみ合いが続き、前場中ごろには23154.45円(205.85円安)まで下落する場面があった。景気敏感株を中心に売りが出る一方、22日の米国株がハイテク関連を中心に反発したことを受け、値がさグロース(成長)株の一角には買いが入った。
セクターでは、鉱業、鉄鋼、不動産業などが下落率上位。半面、海運業、小売業、陸運業などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は29%となっている
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約42円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、オリンパス、テルモ、ファナック、ホンダなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約15円押し上げた。同2位はエムスリーとなり、バンナムHD、NTTデータ、アドバンテスなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23220.33(-139.97)
値上がり銘柄数 50(寄与度+87.08)
値下がり銘柄数 172(寄与度-227.05)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 26675 420 +15.08
エムスリー 6540 160 +13.78
バンナムHD 7250 231 +8.29
NTTデータ 1403 46 +8.26
アドバンテ 5190 60 +4.31
ダイキン 19385 110 +3.95
富士フイルム 5131 94 +3.37
コナミHD 4390 90 +3.23
花王 8169 71 +2.55
サイバー 6150 280 +2.01
伊藤忠 2748.5 54.5 +1.96
イオン 2792.5 51 +1.83
ヤマトHD 2708 50 +1.79
中外薬 4727 16 +1.72
TDK 11550 40 +1.44
7&iHD 3359 39 +1.40
日製鋼 1730 188 +1.35
太陽誘電 3250 35 +1.26
京王 6520 140 +1.01
小田急 2647 55 +0.99
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 6351 -194 -41.78
ファーストリテ 64210 -660 -23.69
オリンパス 2029 -94 -13.50
テルモ 4147 -50 -7.18
ファナック 20365 -185 -6.64
ホンダ 2520.5 -92.5 -6.64
スズキ 4131 -172 -6.17
塩野義 5734 -134 -4.81
アステラス薬 1602.5 -24 -4.31
電通G 3205 -120 -4.31
ソニー 8205 -118 -4.24
日産化学 5380 -100 -3.59
アサヒ 3701 -98 -3.52
武田 3899 -90 -3.23
豊通商 3015 -75 -2.69
住友不 3099 -68 -2.44
大和ハウス 2837.5 -64.5 -2.32
資生堂 6225 -64 -2.30
エーザイ 9505 -62 -2.23
三井不 1944 -57 -2.05